キッチンリフォームをするにあたって大切なのは、使う人の身長と設置する際の収納スペースやシンクの高さです。限られたスペースの中で十分な収納量を確保するためには、無駄な場所を作らない事が肝心ですが、高い位置に収納を作り出し入れするたびに踏み台に上らなければいけないというのは結構面倒なものです。さらに膝や腰などに不具合がある場合や高齢者の場合は、さらに悪化させてしまう事にもなりますし、転落事故につながる場合もあるので気をつけなければなりません。キッチンリフォームの際に確認しておきたいのは「昇降式の戸棚をつけてもらえるかどうか」です。
ボタン1つで使いやすい高さまで上げ下げしてくれるので、使わない時は高い位置に設置し、使う時には目の高さまで下げる事により隅々まで使えるようになります。狭い家では「収納を隅々まで使える」というのは大事で、物を溢れさせないためのポイントになります。キッチンリフォームだけを行うなら、男性よりも普段良く使う女性建築士の方が使い勝手の事情を知っており、きめ細やかな配慮が出来ます。特にシンクの高さが低すぎると腰が痛くなりますし、逆に高過ぎると作業がやりづらいです。
身長差のある複数の人がキッチンを使用する場合には迷いますが、床の高さを10センチ程度下げられるような苦痛がされていると、身長が高い方も低い方も安心して使えるようになります。十分な収納スペースを確保するためには職人の知恵と工夫が重要です。
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